広告
今までの記録はこちら
ミニトマト「イタリアントマト ボルケーゼ」栽培の記録 (種まき~発芽)
ミニトマト「イタリアントマト ボルケーゼ」栽培の記録 (育苗~定植)
その後の記録はこちら
ミニトマト「イタリアントマト ボルケーゼ」栽培の記録 (収穫~)
8.芽欠き(2020/6/22)
トマトがジャングル化し始めた頃、うちのばさま(祖母)が「もでかけ~もでかけ~」と騒ぎ出しました。
なんのこっちゃと思っていたのですが、どうやら「芽欠き」のことのようです。
ばさま語の「もでかく(もでかけは命令形)」を漢字にするとを「萌出欠く」でしょうか。
要するに「萌え出ているもの(脇芽)を欠く(取り除く)」=「芽欠き」という意味です。
8-1.芽欠きをする場所(2020/6/22)
しかし、芽欠きをするにも、どこを欠くのやら・・・
ばさまはうっそうと生い茂っているトマトの中から芽欠きをする枝を取り出して「これをおちょるのよ(これを折るのだ)」と言いますが、それ以上の説明がないので理解不能です。
「え、どれ?」と返したら「こごよ!なして分がらねぇ!(ここだよ!何で分からないの!)」と怒られました。
ばさまの説明は頭のいい人向けなので、仕方なくネットで調べることにしました。
ネット情報によると、どうやら↓これが芽欠きをする「脇芽」のようです。
茎と本枝のつなぎ目から斜め上に出ている部分が、取り除く枝(脇芽)です。
この枝は、元々の枝(本枝)より後から出てきた枝になります。(でも、後から出てきた割に本枝より脇芽の方が太いような・・・)
8-2.芽欠き(2020/6/22)
ようやく芽欠きの場所が分かったところで、実際に脇芽を取り除いていきます。
脇芽をつまんで・・・おちょる(折る)。
↓脇芽を取り除いた後はこんな感じになりました。
もうちょっと根元からでもよかったかな?
↓取り除いた脇芽はこんな感じです。
取り除いた脇芽は畝の上に置いて土に還します。
せの畑の畑では畝に草マルチを敷いているので、畝の上にそっと置いておけばその内枯れて草マルチに融合されるでしょう。
・・・と、こんな感じで全ての脇芽を取り除いていきます。
芽欠きのビフォーアフター全体図。
↑Before ↓After
なんとなく、スッキリしましたね。
8-3.芽欠きの注意点
芽欠きは晴れた日+指で直接やるのがいいみたいです。
晴れの日の意味・・・雨の日だと切り口で雑菌が繁殖しやすい。
指で直接の意味・・・鎌やハサミなどを使うと切り口から雑菌が入ってしまう。
ということで、雨の日に芽欠きをしたり道具を使うと病気になりやすいらしいので、避けた方がよさそうです。
8-4.取り除いた枝はどうする?
芽欠きで取り除いた脇芽はそのまま土に還してあげてもいいのですが、
ちょっともったいないなという時は
取った脇芽の切り口を地面に挿しておくと、根を張って成長します。
つまり、挿し木ってことですね。
トマトの生命力もすごいですが、挿し木を思いついた人もすごいですね。
8-5.芽欠きの必要性
ところで、なぜ芽欠きをする必要があるのでしょうか?
脇芽を取り除かずそのままにしておくと、先に生えた本枝と同じように伸びていきます。
本枝と遜色ない立派な枝になりますし、花も咲かせて実も付けます。
そのまま野放しにしていても、採れる実が増えるし別に芽欠きをしなくてもよいのでは?と一見思ってしまいます。
ところが、脇芽を取り除かずにそのままにしておくと、栄養が色んな枝に分散されてしまいます。
すると、実が大きくならない&美味しい実にならないそう。
う~ん、個人的には実が小さいのは構わないけど、美味しいものは食べたい。
ということで、頑張って成長しようとしている脇芽にはちょっとかわいそうですが、取り除くことにしました。
9.開花(2020/6/22)
めでたく黄色い花が咲きました。
小さくてかわいいですね。
この花が実になると思うと今から楽しみです。
10.着果(2020/7/5~)
いつの間にか、花のあった部分に緑色の実ができてました。
↓7/5の様子
まだまだ実よりもヘタの方が大きいですね。
↓7/15の様子
だんだんと実が大きくなってきたようです。
↓8/4の様子
着果から約一か月、ようやく色付きはじめました。
今までの記録はこちら
ミニトマト「イタリアントマト ボルケーゼ」栽培の記録 (種まき~発芽)
ミニトマト「イタリアントマト ボルケーゼ」栽培の記録 (育苗~定植)
その後の記録はこちら
ミニトマト「イタリアントマト ボルケーゼ」栽培の記録 (収穫~)