トマトの栽培管理によく「脇芽を取り除く(脇芽欠き)」と書いてありますが、

一体脇芽ってどれのこと!?

必要なものまで取ってしまったらどうしよう?

なんて思うことありませんか?

 

ということで、本記事ではトマトの脇芽がどれなのかをご紹介します。

 

 

 

1.脇芽とは

脇芽は枝の一部です。

茎と主枝の間かつ、本枝の上側に脇芽はあります。

縦に伸びているのが「茎」

斜め上に伸びているのが「脇芽」

横に伸びているのが「主枝」(画像では「本枝」)

です。

茎と主枝の付け根(脇)から出ているから「脇芽」ですね。

 

ちなみに「脇」芽と言っても脇役とは言い切れません。取り除かずに放置していると、主役である茎並に太く立派になります。

 

2.脇芽を取り除く必要性

2-1.脇芽を取る理由

そもそもなぜ脇芽を取り除く必要があるのでしょうか?

ズバリ、栄養の行き届いた立派な美味しいトマトを収穫するためです。

 

2-2.脇芽を取らないとどうなるのか

逆に脇芽を取らないで残しておくとどうなるのでしょうか?

①栄養が分散される

植物の成長に栄養が必要なように、脇芽の成長にも栄養が使われます。

そのため、脇芽がありすぎると実の方まで十分に栄養が行き渡らなくなってしまいます。

実の付き具合が悪くなったり、実が小さくなってしまったりします。

 

脇芽を取り除くことで実にいく栄養を増やし、立派なトマトを収穫することができます。

 

②病害虫が発生しやすくなる

脇芽を取り除かないでいるとどんどん伸びていき、葉や茎が密集した一種のジャングルのようになります。

葉や茎が密集していると風通しが悪いので、病気や虫が発生しやすくなります。

 

脇芽を取り除かないということは、トマトのあるがままの姿ではあるのですが、美味しいトマトを収穫するためには脇芽を取り除く必要があります。

 

 

3.脇芽の取り除き方

3-1.取り除き方

↓脇芽を確認します。

↓脇芽をつまんで折ります。

↓脇芽を取り除いた後の様子

↓取り除いた脇芽。畑に還すもよし、挿し木にするもよし。

↓脇芽取り除く前。うっそうとしてます。

↓脇芽を取り除いた後。スッキリしました。

 

3-2.注意点

①天気について

天気のいい日に行いましょう。

雨の日に行うと、脇芽を取り除いた切り口からばい菌が入り病気になる可能性があります。

 

②道具について

取り除く際は道具を使わずに手で折って取り除きます。

ハサミやカマなどの道具を使うと、道具についている菌が切り口から入って病気になる可能性があります。

 

4.取り除いた脇芽の活用方法

脇芽は放置していると主枝よりも立派になります。

さらに放置していると茎並に太く立派になります。

立派に成長した脇芽を取り除いたけど、ちょっともったいない気もするかもしれません。

そのような時は挿し木にすることも可能です。

栽培スペースが余っている場合は、挿し木にして収穫できるトマトを増やしましょう。

 

あまり立派になりすぎた脇芽はあきらめて取り除かずにそのままにしておくのも一つの手かもしれません。

生活のかかっているガチガチのトマト栽培農家でなければ、「何が何でも脇芽は取り除く!」と神経質になる必要もありません。

トマトのあるがままの姿を楽しみつつ、人の手を加えたときとの違いを観察して楽しむのも農業の楽しさでもあります。

 

 

5.南部弁で「脇芽を取り除く」ことを何と言う?

突然ですが、南部弁講座を始めます。

生まれも育ちも岩手県八幡平市のうちのばさま(祖母)は「脇芽欠き(脇芽を取り除く)」のことを

「もでかく」

と言っています。

おそらく、

もで・・・萌出→萌え出ているもの→脇芽

かく・・・欠く

と変換できるので

「萌出欠く」→「脇芽欠き」

となると考えられます。

 

ということで、南部弁圏のじさまばさま(おじいさんおばあさん)に

「もでかけ~」と言われたら「脇芽を欠け~」

「もでけぇでけろ」と言われたら「脇芽を欠いてください」

「もでかかねーね」といわれたら「脇芽を欠かないといけない」

「もでかかねばわがね」と言われたら「脇芽を欠かないとダメだぞ!」

くらいに思ってください。

 

6.まとめ

最初はどれが脇芽???となってしまいますが、見分けられるようになると意外と簡単です。

でも、世の中的にみれば脇芽を欠く経験のない人がほとんどなので、見分けられる人はそう多くないはず。

もしトマト農家でアルバイト募集とかしてたら、即採用&即戦力になれるかもしれませんね!

 

んだば、まんず。

 

 

2019年6月に脱サラ後、実家の岩手県八幡平市でUターン就農しました。 無農薬・有機肥料(主に雑草堆肥)にこだわって野菜を栽培しています。 日本中の人が美味しい野菜で楽しく健康になるため、無農薬のほんのり甘くて食べやすい野菜を作っています。

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