畑に無限に生えてくる雑草。

最近は自然栽培などを中心に、雑草を堆肥に利用する人も増えてきました。

 

でも雑草で作った堆肥って本当にいいの?

今回は雑草堆肥のメリット・デメリットについて解説します。

 

※雑草堆肥の作り方についてはこちらで紹介しています。

 

 

 

1.雑草堆肥とは

雑草堆肥とは、畑やそこら辺中に生えている雑草を堆肥にしたものです。

 

刈り取った雑草や引っこ抜いた雑草を発酵させると土のような見た目をした「堆肥」に変化します。

雑草からできた堆肥には雑草が元々持っていた栄養分が豊富に含まれているので、

野菜や花、穀物などの作物を育てる際の肥料(堆肥)として活用できます。

 

2.雑草堆肥のメリット・デメリット

2-1.雑草堆肥のメリット

まずは雑草堆肥のいい点について説明していきます。

 

①雑草を処分する労力が不要

刈ったり抜いたりした後の雑草をよくゴミ焼き場に持っていく方もいると思います。

雑草をゴミ袋にパンパンに詰めて、車に積んで、ゴミ焼き場に持って行って・・・

結構な労力だと思います。

 

雑草堆肥にすれば、庭や畑の隅に適当にまとめといて放置するだけなので、ゴミ焼き場に持っていくよりは労力はかかりません。

 

②肥料の購入量が減り経済的

化学肥料や鶏糞・豚糞・牛糞などの有機堆肥はたいていの場合、購入しなければなりません。

それに対して雑草堆肥の原料となる雑草はタダなので、お金はかかりません。

雑草堆肥を取り入れれば肥料の購入に必要なお金を節約することができます。

 

③残留農薬の心配がほぼ無い

有機栽培として、家畜のフンからできた有機堆肥(鶏糞・豚糞・牛糞など)を活用している方もいるかと思います。

ただ、家畜のフンには家畜を育てるときに使用した薬剤やエサの栽培時に使用した農薬が含まれています

家畜のフンからできた堆肥は、見た目は有機堆肥でも農薬などの化学物質が残っていることが多いです。

(もちろん、無農薬のエサを食べさせた家畜のフンからできた堆肥であれば残留農薬の心配はほとんどありません。)

 

その点、無農薬育ちの雑草でできた雑草堆肥は、草に農薬の成分が残っていないため、残留農薬の心配がほとんどありません。

 

(細かいことを言うと、自分のところで農薬を使っていなくても、周辺の田畑で農薬を使っていると、風に流れて雑草に農薬がついている可能性もあります。そのため農薬全盛期の現代社会において残留農薬ゼロ!と言い切るのは難しいでしょう。)

 

④じわじわと効く

雑草堆肥はじわじわと効くので、化学肥料やボカシ肥のような「まいたらすぐ効く!」といった即効性はありません。

その代わりじわじわとゆっくり効いていき、長い間効果が持続するというメリットがあります。

即効性のある肥料と組み合わせるなど、自分の希望するタイミングで肥料が効くように調整ができます。

 

⑤土壌に合った堆肥ができる

上級者向けの情報にはなりますが、

そもそも雑草はその土地に不足している栄養分を補ってくれる雑草が生えます

自然の摂理として、人の手が加えられなければ、その土地に生えた雑草はその土地で枯れていき、微生物たちによって分解され土に還ります。

自然の仕組みとは不思議なことに、その土地で不足している栄養分を多く含む植物が生え、それが土に還ることで不足している栄養分を土に補給し、長い年月をかけて豊かな土壌へと変化していくようにできているらしいです。

 

ということは、

生えている雑草 = 不足している栄養分を補ってくれる植物

さらに堆肥になれば、

その土地の雑草でできた堆肥 = その土地に不足している栄養分を補ってくれる堆肥

要するに、

雑草堆肥 = その土地に超ぴったりなオーダーメイド堆肥

ということが言えます。

 

 

2-2.雑草堆肥のデメリット

いいことづくめの雑草堆肥ですが、デメリットもあります。

 

①堆肥を作る手間がかかる

「雑草堆肥を作る」という労働時間が必要になります。

その点、できあがった堆肥を買うのは劇的な時短です。

金をとるか、労力をかけてでもお金で得られない効果を取るかは人それぞれだと思います。

 

②発酵中のにおいが残飯臭

捨ててから数日たった残飯のにおい嗅いだことありますか?

酸っぱいような腐敗臭のような、嗅いだらうがいをしたくなるようなあの臭い。

発酵中の雑草も同じようなにおいがします。

隣の家のそばで雑草堆肥を作ろうものなら・・・苦情がくるかもしれませんのでご注意を。

 

といっても、50cmも離れればそんなに臭いも感じない気がします。(私調べ)

 

発酵が終わり完全に堆肥(土)の状態になると不快なにおいはしなくなります。

 

③即効性がない

雑草堆肥はじわじわと効くので、化学肥料やボカシ肥のような「まいたらすぐ効く!」といった即効性はありません。

すぐに肥料の効果が表れて早く育ってほしい~といった時には向かないかもしれません。

用途によって肥料を使い分けたり、雑草堆肥の特性を踏まえた使い方ができれば特に問題はありません。

 

3.まとめ

その土地オーダーメイドの肥料ができるなんて、自然栽培の方以外にも役に立ちそうな堆肥ですね。

こちらの記事で紹介している通り雑草堆肥は作り方も簡単ですので、ぜひ取り入れてみてください!

 

んだば、まんず。

 

 

2019年6月に脱サラ後、実家の岩手県八幡平市でUターン就農しました。 無農薬・有機肥料(主に雑草堆肥)にこだわって野菜を栽培しています。 日本中の人が美味しい野菜で楽しく健康になるため、無農薬のほんのり甘くて食べやすい野菜を作っています。

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